まること銀河竜、買った。

 ノベルゲー苦手なんだけどなぁ。

 心地よくない眠気が来る。映画見たい。本読みたい。なんか書きたい。

 僕はゲームというのはある程度のシステム的な要素、リソースとそれを制御するアーキテクチャで成り立っているものだと思いこんでいるから、目的もなく、絵と字がただただ流れていく退屈な時間に耐えるのがむつかしい。

 もちろん可愛い女の子を攻略するだとか受けのネクタイを掴ませるだとか、そういうシーンに突入するだとかを掲げて選択肢を周到に選んでいこうと言うのなら僕の思っていたゲームとして成り立つのかもしれないが、それは受け手側のこころがまえが必要で、少なくとも僕はそういう受け手ではない。僕は圧倒的な光景をただただ見せつけられるのが三度の飯の次に好きというヘンタイなのでこれはどうしようもない。

 それでも数をこなせば慣れるものなんだろうけど、僕はそういうものに対するげんしけんの笹原君のような憧れは持ち合わせていなかった、ということなんだろう。

 たとえおいしくても慣れない料理を食べ続けるのは辛いことだし、慣れるまでにはたくさんの時間を使う。僕は今までそういう時間を取ってこなかったという事でもある。反省はしていません。

 最近、あれはゲームではない「お話」だ、と思うようになってだいぶ楽になった。あれは料理じゃなくておやつだからと頭の中で言い換えるように。もしくはスイカは果物ではなく野菜です、と言い張るように。もちろんスイカは野菜だけど。

 そういうわけで、もしそういうゲームを勧められた時は「選択肢が少ないならやる」と言うようにしている。間違えそうになるから。

 それでもいままで完走できたノベルゲーは片手で数えるほどしかない。

 半端マニアソフトのふゆがみとか、そらちゃとか。暴力的なシナリオに叩き潰された。

 

 そんなこんなでまること銀河竜はアニメの円盤を買うつもりで買いました。アニメ滅多に見ないし円盤買ったこと無いけど。

 選択肢が3時間に一回、しかも下らない、思った通りで安心した。

 

 ということで、なんか最近ゲームを名乗ってまったくゲームしてない作品多いなってのは遅まきながら感じてきている。ゲームを名乗るならゲームさせてほしい、表の方でそういう裏切りはしないでほしいとか勝手に思いながら。

 でも、デトロイトのあれは間違いなくゲームだな、とかは思ったりする。

 

 そして昨今あふれる同人ゲーにこれだけは言わせて欲しい、唐突にそういうシーンに入るのをやめてくれ、と。地雷踏むのは慣れてるけど。